これまでの補聴器では解消が難しかった人工的な機械音を取り除き、違和感のない自然な音を実現しました。

音が自然だと、より社会とのつながりを実感できます。

補聴器を初めて装用した時の体験が、より良い聞こえを得るための道のりに大きく影響することを、私たちは知っています。
初めて装用した時、聞こえた音に違和感を持ってしまうと、装用をためらったり馴染むのに時間がかかったりしてしまいます。
着けたその瞬間から実感できるほど、自然で違和感のない音をユーザーに届ける。
Widex PureSound™［ピュアサウンド™］が、それを可能にしてくれます。

ピュアサウンド™はどうして自然な音を提供できるのか？

ピュアサウンド™が自然に聞こえる要因の一つに、豊かで開放感のある音によって、周りの空間を正しく感じ取りやすいということが挙げられます。これは、ピュアサウンド™のテストを実施した際、装用した方の約95%が「ピュアサウンド™で聞くと、音がしている場所をしっかりと把握できる気がする」と回答していることからもわかります。

これは、ピュアサウンド™が標準的な音の遅延をもった補聴器よりも、音の反射を忠実に再現できることに起因すると考えられます。これによって、周囲の環境をリアルに感じ取り、より正確に音の方向を特定することができるでしょう。

ピュアサウンド™の働きは？

WIDEX MOMENT SHEER［モーメントシア］は、2つの信号処理経路を持ち、かつてないほど自然な音を実現しました。

軽度から中等度の難聴のためのピュアサウンド™
ゼロディレイ™テクノロジーにより、オープンタイプや大きなベントの空いた補聴器にありがちな、人工的で機械的な音を克服しました。ゼロディレイ™テクノロジーは、デジタル補聴器の中で最も高速な音声処理を行い、遅延による音の歪みを排除、かつてないほど自然な音を提供します。
また、ピュアサウンド回路には、改良された音響評価アルゴリズムのTruAcoustics™[トゥルーアコースティクス™]が使用されています。

より多くの難聴に対応するワイデックスの音
トゥルーアコースティックス™を搭載した最新世代の補聴器エンジンにより、多くの難聴に対応できる音を実現しました。

トゥルーアコースティクスについてはこちらから

ピュアサウンド™を支えるゼロディレイ™

ワイデックスのピュアサウンド™は、業界内でも超高速のゼロディレイ™回路によって実現されます。この技術は、マイクとレシーバー間の処理遅延をわずか0.001秒以下に短縮、耳と耳せんの隙間やベントから入ってくる音と補聴器で増幅した音がほぼずれることなく聞こえます。

WIDEX MOMENT・・・ 1つのプラットフォームで2つの異なる信号処理経路を持ち、他に類を見ないサウンドを提供する補聴器です。

ゼロディレイ™テクノロジーについてはこちらから

「機械のような音」を取り除く

ピュアサウンド™は、ユーザーが新しい補聴器に慣れる際の大きな障壁の一つである「人工的な機械音」を解決するために作られました。この問題は、イヤチップの隙間から入った原音と、補聴器からの処理された音が混ざり合うことで引き起こされます。直接鼓膜に届く音と補聴器を通して届く音のタイミングの違いにより、「コムフィルター効果」と呼ばれる歪みが生じ、装用者はこれを「人工的な音」、「機械的な音」、つまり、「補聴器っぽい音」と表現します。

ワイデックスでは、他の補聴器に比べて8～20倍の速さで音を処理し、音の遅延を限りなくゼロに近づけることで「コムフィルター効果」をなくしました。その結果、より自然な音質のピュアサウンド™の実現が可能になったのです。

ピュアサウンド™の証明

実際の使用環境で調査したところ、健聴者は全員が、難聴者は85%がワイデックスピュアサウンド™を好んで使用しました。

それぞれ20の音環境で、大多数がピュアサウンドを好みました。
それぞれの音環境では、従来の標準的な処理時間で処理した音よりもピュアサウンド™の方が3倍以上好まれました。

ピュアサウンド™は、騒音下での音声理解を向上させるためのより良い音質を目指しました。脳がピュアサウンド™の音をどのように認識するかを調査したところ、原音の信号と驚くほど近いことがわかりました。つまり、ピュアサウンド™を搭載した補聴器は、「補聴器っぽい音」ではなく、原音に近いありのままの自然な音がするのです。