オーディビリティ エクステンダー

高音域の音が聞こえなくなると、会話の理解や、音楽や自然の音の聴き取りに支障をきたすことがよくあります。
ワイデックスのオーディビリティ エクステンダーは、こうした状況を解決するのに役立ちます。

聞こえない音を聞こえるように

ワイデックスのオーディビリティ エクステンダーは、難聴者の可聴範囲を広げます。女性や子供の話し声や鳥の鳴き声、ドアベル、音楽など高周波の音を聞こえる周波数領域に移動させることで、聞き逃すことがないようにします。

リニア周波数移調

オーディビリティ エクステンダーでは、リニア周波数転調を採用しています。これは、信号を圧縮したり歪ませたりすることなく、ある周波数をより低い周波数の範囲に移動させるという意味でリニアです。

このようにして、音の重要な倍音関係が保持されます。実際には、これは、たとえば、目覚まし時計が同じ目覚まし時計のように聞こえることを意味します。

オーディビリティ エクステンダーは、ORCA USを含むワイデックスの研究施設によって、大人と子供を対象とした臨床試験が行われています。これらの試験から、リニア周波数移調によって音声明瞭度と環境音へのアクセスが向上するという、肯定的な結果が得られています。

高音域の音は音声認識に重要

高音域の音が遮断されると、成人の音声知覚に悪影響を及ぼす可能性があるという研究結果があります。

また、高音域の聴力が低下すると、子供の正常な言語発達を遅らせたり、妨げたりする可能性があることも明らかになっています。

話し言葉の中から音を識別できるかどうかは、高周波音をどの程度利用できるかに大きく左右されます。多くの子音では、スペクトルのエネルギーは主に高周波領域にあります。

そのため、/s/、/∫/、/t/、/z/などの音素は、高音域に難聴があると識別が困難になります。英語では、/s/と/z/を識別できることが重要です。これらの音素は、複数形、所有格、短縮形、三人称単数形を表します。

また、高音域の難聴では、sip - tip - ship - chip や but - bus - bust などの似たような音の単語を区別することができません。このことは、例えば、話し言葉の中の/s/の音を正しく発音するという点で、言語生成にも影響を与えます。

パーソナル オーディビリティ エクステンダー

COMPAS GPSフィッティング ソフトウェアでは、オーディビリティ エクステンダーは、すべてのプログラムと入力タイプ(外部機器など)に対応した機能として提供されています。そのため、これをパーソナル オーディビリティ エクステンダーと呼んでいます。

すべてのパフォーマンス・レベルで、10種類の開始周波数を選べます。また、特定のプログラムで使用する場合、すべての入力タイプでオーディビリティ エクステンダーを有効にすることが出来るので、パーソナル オーディビリティ エクステンダーを使えば、聞こえの可能性をお客様にご提案することができます。

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